トリプルワイドIHの魅力とデメリット|パナソニックのグレード(Lクラス/ラクシーナ/V-style)の選び方

この記事の結論
  • トリプルワイドIHは、段差がほぼなく(約1.9mm)掃除がラク、横一列で作業スペースも広い
  • 選べるのはパナソニックだけ(他社キッチンには付けられない)
  • パナソニックのグレードはLクラス/ラクシーナ/リビングステーションV-styleの3つ
  • 我が家はIHは死守しつつ、グレードはラクシーナに下げて予算調整しました

こんにちは。中古マンションをフルリノベしたトルテです。

キッチンをどのメーカーにするか、本当に悩みました。TOTO、Lixil、タカラスタンダード、パナソニックのショールームを回り、最終的にパナソニックのラクシーナに決めました。

決め手は、ただ一つ。「トリプルワイドIHを選べるのはパナソニックだけ」だったからです。

トルテ

この記事では、実機を見比べて分かったトリプルワイドIHの魅力とデメリット、そしてパナソニックのグレードの違いと選び方を、経験者目線でまとめます。

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パナソニック Lクラス
Panasonic Lクラス

目次

トリプルワイドIHが選ばれる3つの理由

① 段差がほぼない=掃除がラク

これが最大の魅力です。従来の薄型IHは天板からの高さが約11〜13mmそれに対し、トリプルワイドIHは約1.9mmほぼ段差がありません。

段差があると、そこにゴミや油汚れが溜まり、しかも取れにくい。フラットだと、サッと拭くだけできれいになります。我が家は設備選びで「掃除しやすいか」をかなり重視したので、この差は決定的でした。

② 作業スペースが広い

「横幅が広いぶん、食材を切るスペースが狭くなるのでは?」と心配しました。実際、本体サイズはトリプルワイドIH:幅900mmに対し、従来IH:幅752mmまたは600mmと広いです。

でも、住んでみると逆でした。トリプルワイドIHはヒーター手前にも約16cmの奥行きがあり、そこを作業スペースとして使えます。むしろ、これから鍋に入れる調味料や具材を手前に置けるので、作業が楽になりました。

トリプルワイドIH作業場

③ 選べるのはパナソニックだけ

トリプルワイドIHは、他社のシステムキッチンには取り付けられません。フラットさを重視するなら、実質パナソニック一択になります。

ガスコンロの火力も魅力でしたが、最近のIHは火力が上がっていますし、五徳を洗う手間がないのもIHの利点。すぐにIHに決まりました。


トリプルワイドIHのデメリット

正直に、デメリットも書きます。

トリプルワイドIHは、システムキッチンの枠がトリプルワイドIH専用になります。そのため、万一故障して交換する場合、もう一度トリプルワイドIHを設置する必要があります。従来サイズのIHなら替えが見つけやすいのに対し、選択肢が狭まる点は理解しておきましょう。

とはいえ、最長10年の保証もありますし、一度このフラットさに慣れたら、次もトリプルワイドIHを選びたくなるはず。私はそう思っています。


パナソニックのキッチングレードの違い(Lクラス/ラクシーナ/V-style)

トリプルワイドIHはどのグレードにも搭載できます。では、どのグレードを選ぶべきか。ここが次の悩みどころです。

現在のパナソニックのシステムキッチンは、主にLクラス(ハイグレード)/ラクシーナ(一般・人気)/リビングステーションV-style(スタンダード)の3グレードです。

項目LクラスラクシーナV-style
位置づけハイグレード一般(人気)スタンダード
扉の色数最多・別注も可豊富絞られる
収納奥行き広い(約57.5cm)標準標準
底板ステンレスオプション標準
価格の目安高い基準抑えめ
向く人こだわり派バランス重視コスト重視

※ラインナップ・仕様・価格は改定されることがあります。最新は必ずパナソニック公式・見積もりで確認してください(かつて「リフォムス」というミドルグレードもありました)。

いちばんの違いは「収納」と「色数」

実機を見比べて、違いがはっきり出たのは収納でした。Lクラスは引き出しの奥行きが約57.5cmと、他より約10cm広い。底板も標準でステンレスなので汚れに強いです。

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パナソニックグレードの違い1
左からラクシーナ・リフォムス・Lクラスの外観比較
パナソニックグレードの違い2
収納奥行きの違い
左からラクシーナ・リフォムス・Lクラス

扉の色・面材・取っ手、上位グレードほど選択肢が豊富です。注意点として、下位グレードの面材を上位グレードで選ぶことはできますが、その逆はできません(例:Lクラスを買ってラクシーナの面材を選ぶ=OK/ラクシーナを買ってLクラスの面材を選ぶ=NG)。

例:Lクラス購入し、ラクシーナグレードの天板・面材を選ぶ → OK!
  ラクシーナを購入し、Lクラスグレードの天板・面材を選ぶ → NG!

御影石のような外観で非常に硬い材質ですので、この上で包丁をつかっても全く問題がないらしい!でも高い笑

面材一覧。各シリーズの数字が大きいほどお値段アップです。ありすぎて迷う。

気になる価格差と、我が家の選択

正直、どの天板・面材を選ぶかで価格は大きく変わります私がショールームでもらった見積もりでは、面材を同グレードとした場合、ラクシーナを基準に、リフォムスで+15万円、Lクラスで+25万円ほどでした(当時)。

価格は”定価”と”実売”が違う

ショールームやシミュレーターで出るのは定価です。実際はリノベ会社経由で値引きが入ります。しかも、Lクラスは値引き率が低め、ラクシーナは値引きされやすい傾向があり、値引き率はメーカーと会社の関係性でも変わります。だから正確な金額は、依頼する会社を通した見積もりで確定します。

我が家は、憧れのLクラス(グラリオ御影ブラックが最高にかっこよかった)を諦め、ラクシーナ+トリプルワイドIHにしました。予算調整のためです。それでもトリプルワイドIHは死守しました。

結果、値引き後で約97万円(水栓は別)。5年使った今も、この選択に後悔はありません。「譲れない機能(IH)を1つ守り、グレードで予算を調整する」——これが、キッチン選びで満足度を落とさないコツでした。

なお水栓は、パナソニックのものではなく、反応性の良かったLixilのタッチレスIH(ナビッシュ)を別途付けています。

自分で見積もりを作ってみたい方へ

パナソニックの「アイハウズプラン」を使うと、グレードや設備を選んで自分で見積書を作れます。使い方は別記事にまとめています。


ラクシーナの収納を詳しく知りたい方へ

我が家が採用したラクシーナ(I型2400mm幅)の収納サイズを実測した記事があります。実際どれくらい入るのか、リアルな寸法を知りたい方はこちらへ。


このキッチンを入れたフルリノベの全体像

このキッチンは、中古マンションのフルスケルトンリノベで入れたものです。キッチンを含めた間取り全体をどう変えたか、そしてリノベにいくらかかったかは、別記事で公開しています。


よくある質問

トリプルワイドIHはパナソニック以外でも選べますか?

いいえ。トリプルワイドIHはパナソニック専用で、他社のシステムキッチンには取り付けられません

トリプルワイドIHのメリットは?

段差がほぼなく(約1.9mm)掃除がラクなこと、横一列で手前に作業スペースを確保できることです。

デメリットはありますか?

故障時に交換する場合、専用の枠に合わせて再びトリプルワイドIHを設置する必要があり、選択肢が狭まります。最長10年保証はあります。

パナソニックのグレードはどれを選べばいい?

こだわり派はLクラス、バランス重視はラクシーナ、コスト重視はV-styleが目安です。トリプルワイドIHはどのグレードにも搭載できます。

Lクラスとラクシーナの一番の違いは?

収納の奥行き(Lクラスは約57.5cmと広い)、底板の素材、選べる色数です。価格はLクラスが高くなります。

キッチンの正確な価格を知るには?

定価はショールームやシミュレーターで分かりますが、実売はリノベ会社経由の値引き後で確定します。会社を通した見積もりで確認してください。


まとめ

  • トリプルワイドIHはパナソニック専用。段差ほぼゼロ・掃除ラク・作業スペース広い
  • どのグレードにも搭載できる。IHで選ぶなら、まずパナソニックが候補
  • グレードは収納・色数・価格で選ぶ。こだわり=Lクラス/バランス=ラクシーナ
  • 我が家はラクシーナを選択。IHは死守し、グレードを下げて予算調整
  • 価格は会社経由の見積もりで確定。値引き率は会社との関係でも変わる

キッチン選びのコツは、「譲れない機能を1つ決めて、グレードで予算を調整する」こと。我が家にとってそれがトリプルワイドIHでした。

キッチンは、リノベ会社の提案力や、メーカーとの値引き交渉力でも仕上がりが変わります。会社選びも大切です。


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