[年収・金利別] 無理なく返済できる住宅ローン借入額は？早見表作ってみた

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住宅ローンを借りられる上限と無理なく返せる額をシミュレーション

試算条件
手取り年収：40歳未満・配偶者有り
借りられる額：金利1.2％（元利均等）・返済期間35年・返済比率30-35%
無理なく返せる額：金利1.2％（元利均等）・返済期間35年・返済比率20%

上記の表は、 [ゼロリノベ]元銀行員が教える！住宅ローンの年収別目安と返済額を抑えるコツ５選【チェックリスト付】から引用しました。

詳細はリンク先で確認してもらいたいのですが、
ここで大事なのは、住宅ローンでいくら借りるか？！という問題に立ち向かうときに
額面の年収ではなく、必ず手取りの年収で考えましょうということ。

実際に自由に使えるお金は、額面から税金などが控除されて受け取る分のみです。

実際に貸してもらえる住宅ローンの上限額は、返済比率を額面年収の30～35%。

例として、上記表をもとに実際に貸してもらえる上限額を借りたときと、
ゼロリノベが推奨する無理のない返済比率＝手取り年収の20％で借りた場合の月々の返済額を見て見ましょう。

A)貸してもらえる上限額を借りた場合
　年収500万円の場合、　住宅ローン借入額合計：4,999万円
　金利1.2％　返済期間35年　ボーナス返済なし　→　住宅ローン返済額；　月145,821円
　月々の手取り：324,167円（ボーナスも含めた均等割り）
　月々の修繕積立金＋管理費＋駐車場代=30,000円　（仮）
　[月々の手取り給与]ー[ローン返済額]ー[修繕積立金＋管理費＋駐車場代]＝148,346円
　残金148,346円でその他の生活費を賄わないといけません。
　食費・保険代・光熱費・通信費・衣服費・日用品・教育費などを支払うとなると、けっこう切り詰めないと
　赤字となりゆとりある幸せな毎日は送れないのではないでしょうか。
　それもそのはず、
　 貸してもらえる上限額が額面年収返済比率35％で借りた場合、
　手取り返済比率に変換すると、なんと手取り返済比率は45％！

条件Aは4,999万円も借りられるので立派なマンションを購入できるかもしれませんが、
月々の支払額が高く、生活はかなり苦しいことになるでしょう。
食費は削らないといけないので、外食なんてもってのほか。
趣味・旅行などにお金を使っている余裕もありません。
マンションは購入することがゴールではありません。
購入後に生活していくことこそ考えないと、幸せなゆとりある生活はできません。

B)無理のない住宅ローン返済率＝手取り年収の20％としてローンを組んだ場合
　年収500万円のばあい、　住宅ローン借入額合計：2,222万円
　金利1.2%　返済期間35年　ボーナス返済なし　→　住宅ローン返済額；　月64,816円
　月々の手取り：324,167円（ボーナスも含めた12カ月均等割り）
　月々の修繕積立金＋管理費＋駐車場代=30,000円　（仮）
　[月々の手取り給与]ー[ローン返済額]ー[修繕積立金＋管理費＋駐車場代]＝229,351円
住宅ローン・修繕積立金・管理費を支払った残額は229,351円
　条件Aと比較して、その差は81,005円。この差はかなり大きいですね。

簡単なシミュレーションをしてみてもすぐわかるように、
額面年収をもとに借入額を決めにいくのはあまり現実的ではないでしょう。
むしろより分かりやすい手取り年収をもとに試算するほうが良いと思います。
[ゼロリノベ]元銀行員が教える！住宅ローンの年収別目安と返済 により分かりやすく
返済比率をなぜ手取り年収の20%に抑えるべきかと解説しているので、ぜひ読んでみてください。

金利・年収別の無理のない住宅ローン借入額早見表を作ってみた

[ゼロリノベ]元銀行員が教える！住宅ローンの年収別目安と返済 の記事を読んでいて、
一つ気になったのが金利が1.2%という点。

いまは超低金利時代なので、変動金利を見ると最安が0.31%（auじぶん銀行、但し条件付き）。その他銀行の最安が約0.38%で、0.4～0.5%程度の数が多そうです。0.5%金利のローンを組んだとして、保証をもっと手厚くするために金利を+0.1～0.3％する方もいらっしゃるでしょう。
返済比率を手取り年収の20％としても、金利次第では借入額を増やせられるパターンもあるだろうと考え、早見表を作ってみました。
早見表作成にあたり、住宅保証株式会社の住宅ローンシミュレーターを使用させていただきました。
リンク先：https://loan.mamoris.jp/index.html

試算条件
手取り年収：40歳未満・配偶者有り
金利0.38～1.2％（元利均等）・返済期間35年
返済比率を手取り年数の20％に固定

早見表を作ってみて思ったのは、本当に金利の差が大きい！ということ。
金利0.38%と金利1.2%の借入額を比較してみると、200万～600万円も差がある。
金利というのは侮れません。1%という数値の違いは非常に大きいと認識していただきたいです。

パワーカップルVer.の早見表も作ってみた！

パワーカップルとは？
明確な定義はないみたいですが、世帯年収が1,000万円を超えるような家庭を指すことが多いようです。
そこまで世帯年収が高い家庭は少ないと思われますが、昨今夫婦共働きであることは珍しくありません。
世帯年収を600万円～1,600万円とし、いくつかのパターンで無理なく返済できる借入額（返済比率＝手取り年収の20%）の早見表を作ってみました。

[年収・金利別] 無理なく返済できる住宅ローン借入額は？まとめ

無理なく返済できる借入額とは、返済比率を手取り年収の20%以下として算出した金額。
無理のない範囲でいくらまで借りれるか？は金利によって200～600万ほど差があり、
年収が高いほど金利のよる差は大きい。
また、無理なく返済できる額は夫婦共働きの世帯の方が金額は大きい。

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リノベーションの工事がどのように進むかを楽しめると思いますので、よろしければご覧ください。