リノベでコンクリート打ちっぱなしの天井を白く塗装した!デメリットは?

白い塗装をした躯体現しアイキャッチ
トルテ

こんにちは!中古マンション+フルリノベーションをしたトルテです。
おしゃれなカフェなどでよく見かけるコンクリートうちっぱなしの天井は「躯体現し」と呼ばれ、リノベーションでも人気の仕上げになっています。

トルテ

我が家はコンクリート打ちっぱなしの躯体現し天井に「白い塗装」をすることにしました。

トルテ

グレーそのままの躯体現しも素敵ですが、「白い塗装」はコンクリートの素材感は持ちつつも、壁紙では得られないメリットもありますし、躯体現し同様のデメリットもありますので、我が家の天井を紹介しつつ解説したいと思います。

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目次

コンクリート打ちっぱなし(躯体現し)という見せ方


引用:ゼロリノベHP_https://www.zerorenovation.com/blog/renovation_case/

躯体現し(くたいあらわし)とは?

躯体とは建物を支える骨組みや筋肉のような部分を指します
マンションの場合ですと分厚いコンクリートの天井・壁・柱・梁が躯体に該当する部分です。

一般的な住宅では躯体をそのままに仕上げず、躯体を覆うように壁を作り、壁紙を貼っています。
躯体現しとはその名の通り、躯体をそのまま見せる仕上げ方を言います。

コンクリート打ちっぱなし(躯体現し)が与える印象とは

コンクリート(躯体)がむき出しの状態なので、配線やダクトもむき出しの状態となります。
「無機質」「クール」「無骨」という印象を持たれやすいです。

コンクリート打ちっぱなし(躯体現し)と相性のいいのが、「インダストリアル」「ナチュラル」なテイスト。
躯体現しとナチュラルテイストが相性がいいというのは言葉にすると意外に感じるかもしれませんが、
躯体現しの与えるクールさ・無機質さのそばに木製の家具を置くと、木の示す暖かさがより際立つのでとてもオススメです。

コンクリート打ちっぱなし(躯体現し)天井のメリット・デメリットを解説

おしゃれなカフェでみた躯体現しを勢いだけで採用するのはよくありません。
しっかりメリット・デメリットを理解していきましょう。意外とデメリットが大きいです。

躯体現しメリット(1)天井を高くすることができる。

通常は躯体から10㎝~20㎝の下に天井を新たに設けます。
躯体現しの場合、この新規につくる天井がありませんので、そのまま10~20㎝ほど高く天井を設けられる

マンションの床~天井までの高さは220~240㎝くらいでしょうか。
我が家では躯体現しにすることで、床から天井までの高さを260㎝にすることができました。

躯体現しメリット(2)コンクリートと木の相性がいいので、オシャレ度が増す

コンクリートが示す無機質なテイスト・質感とむちゃくちゃ相性がいいのが木製のアイテムや家具
木がもつ柔らかい印象、暖かさをコンクリートが際立たせてくれるので、オシャレ感がアップします。

躯体現しメリット(3)部屋に奥行きを与える

躯体現しにより天井が高くなっていることに加え、コンクリと木の質感や色目の違いから、部屋に奥行きがあるような印象を与えてくれます。
コンクリと木のテイストの違いがあるからこそ生まれるメリットです。

躯体現しデメリット(1)断熱性が低くなる

コンクリート躯体と新たに設ける天井の間にできる空間は、配管やダクトを隠したり、断熱材を仕込むことができます。
断熱材を仕込まなくとも、空気が多少は断熱材のような役割も果たします。(効果は薄いですが、ないよりはマシというレベル)

コンクリート打ちっぱなしの躯体現しでは、当然ながら断熱材を設置することはできませんし、ダクトや配管がむき出し。
裸の状態ですから断熱性が低いのは想像しやすいでしょう。

躯体現しデメリット(2)結露が発生しやすく、カビが発生する恐れがある

コンクリートは外気温の影響を強く受けるので、夏場は暑く、冬場寒いことが多い。
これは特に最上階の部屋では顕著です。最上階の部屋での天井躯体現しはあまりオススメできません。

特に、冬場はエアコンなどの暖房で部屋を暖めても、天井や壁の躯体は冷えているので温度差から結露が発生しやすい。
結露を放置していると、そこからカビが生えやすいというデメリットがあります。

サーキュレーターをしっかり回すなどの対策が必要です。

余談ですが、リノベした今の家に引っ越しひと夏を超えたところですが、前に住んでいた賃貸マンション(2F)よりもむしろ涼しいと感じています。
十数階建てのマンションの真ん中ぐらいにいま住んでいますので、風通しもいいですし、躯体現しだから夏は暑くてツライ!という感じではありませんでした。冬も同様だといいのですが…

躯体現しデメリット(3)防音性が低くなる

コンクリート打ちっぱなしの躯体現しは裸の状態と同じ。
上階からの音はそのままお部屋に伝えられるので、防音性は低くなります。

躯体現しデメリット(4)コンクリートの状態が悪いと汚らしく見える

コンクリートそのもの質感を生かすのが躯体現しですが、経年劣化やマンション建築時にできた傷・汚れ、以前住んでいた方のお部屋の使用状況の影響により、汚らしい状態な可能性があります。

綺麗な状態のコンクリートであれば、何も問題ないのですが、汚らしいと感じるものもあるのが現実

しかも、コンクリートの状態は解体作業で従来の天井などを壊さないと見えてこない、わからないという不確実性があります。

仮に躯体現しを希望し、解体後状態が悪かったとしても、白い塗装をしたり、モルタルで左官仕上げすることも可能です。
臨機応変な判断が必要ですね。

躯体現しデメリット(5)断熱フォームが塗布されているケースもある(実体験)

部屋の断熱性を高めるために、躯体そのものに断熱フォームを吹き付けているケースがあります。
特に北側の壁や窓付近に断熱フォームを吹き付けていることが多いそうです。
我が家でも解体時に薄緑色の断熱フォームが一部吹き付けられていました。厚みは2~3㎝あったと思います。

躯体現ししたい場所に断熱フォームが吹き付けられている場合は、断熱フォームを削り取る作業が発生してしまいます。
これは費用がプラスされてしまう要因ですね。

我が家の場合は、北側の部屋と南側の窓付近に断熱フォームが付いていました。
我が家の南側のリビング天井を躯体現しにして白い塗装しましたので、窓付近の天井の一部には断熱フォームが付着していましたので、削り落してもらいました。
北側の断熱フォームはそのまま活用しています。

フルスケルトンリノベーションの場合、解体して躯体をあらわにして初めてわかる事象があります
臨機応変に設計内容を変更したり、判断を求められることがよくありますので、設計士・現場監督との現場打ち合わせは頻繁にあるので、フィーリングが合わないリノベ会社とのコミュニケーションは苦痛。
ぜひ色々なリノベ会社と直接お話し、ストレスのないところを選ぶ方がいいでしょう。
個人的には、一緒に家づくりをできると思えるリノベーション会社を選ぶことをオススメします。
我が家はゼロリノベにリノベーションを依頼しました。もう一度リノベすることになったとしても、ゼロリノベさんに依頼したいと思ってるぐらい良いリノベーション会社です。
リノベ会社選びに悩んでいる方は、ゼロリノベさんをオススメしています。

躯体現しデメリット(6)謎のカラフルな治具がついている場合もある。(実体験)

天井躯体

我が家の天井のコンクリート状態はかなり良かったので、白く塗装するかどうか少し悩みました。
しかし、上の写真を見て分かりますように、あちこちに黄色と緑のポッチが(笑)

カラフルなので、地味に目立つんですよね(笑)
コンクリート打ちっぱなしの躯体現しがクールで無機質な印象を与えます!っとドヤ顔で上述しましたが、
上の写真のような緑と黄色が散見されるコンクリートはクールで無機質な印象どころか、ポップな印象すら与えてきます(笑)

こういうカラフルなものが見えた天井は、問答無用で塗装してしまいましょう(笑)
白塗装がわたしのオススメです。

コンクリート打ちっぱなし(躯体現し)の天井を白く塗装するメリット

繰り返しになりますが、上の写真のように我が家では躯体現しに白い塗装を施しました。

躯体現しなので、電気配管やキッチンの排気ダクトはむき出し状態。配管やダクトにも天井と同じ白い塗装をしています。

この白塗装はアクリルエマルジョンペイント(Acryl Emulsion Paint, AEP塗装)と呼ばれるものです。
水系塗料なので乾燥後に有機溶剤が部屋や空気を汚染するということもなく、近年よく使用されるものです。
このAEP塗装(白塗装)は2度塗りしているそうです。

白く塗装していますが躯体現しであることは間違いないので、基本的なメリットデメリットは通常の躯体現しと同じです。
しかし、白く塗るからこそ出てくるメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

白い塗装をした躯体現しメリット(1)清潔感が出て、部屋が明るくなる

通常のコンクリート打ちっぱなし(躯体現し)の場合、色はくすんだグレー+汚れなどの黒さ、まだらなグレーが一般的です。

白くコンクリートを塗装することによって、「白」という色自身がもつ清潔感が強く出てきます。
くすんだグレーのコンクリートが出すクールさ、無骨さは弱まってしまいますが、その分清潔さがでるのがメリットと言えます。

白く塗装はしていますが、コンクリートそのものの質感は残っていますので、均一な白い壁紙とは異なった印象がありますね。

また、白は光の反射をしてくれるので、部屋を明るくしてくれます。
コンクリートの持つグレーは部屋を薄暗くしがち(これがメリットととらえることもできますが)。
照明の光を反射してくれるので、無塗装よりも部屋が明るいのがメリットと言えるでしょう。

白い塗装をした躯体現しメリット(2)天井が高く、部屋が広く感じる

光の反射が少なく、薄暗くなりがちなコンクリート打ちっぱなし。
白く塗装することで明るくできるので、体感として天井からの圧迫感が少なくなります。

これは躯体現しが示すクールさ、無骨さ、無機質感を弱めることによって得られる解放感と言えます。

塗装・無塗装で実質的な部屋の高さ・天井の高さに変化はないのですが、
体感として天井を高く、部屋を広く感じさせてくれるというのは大きなメリットと言えるでしょう。

白く塗装をした躯体現しメリット(3)コンクリートの状態をあまり気にしなくても良い

躯体現しを希望しととしても、コンクリートの状態が悪いと、オシャレさよりも不気味さが目立ってしまう恐れも。
コンクリート(躯体)の状態はスケルトン状態にしてみないと分かりません。
我が家のように、カラフルなポッチがついているかもしれません(笑)

塗装を前提とした躯体現しの場合、上記のようなどうなるかわからないモヤモヤ感を和らげてくれるので、精神的に優しいです。

白く塗装をした躯体現しメリット(4)アクセントカラーの黒とコントラストがいい

リノベ紹介

我が家ではアクセントカラーに「黒」と「グレー」を使用しています。
コンクリのグレーと黒/グレー よりも、 白塗装の白と黒/グレー のほうがコントラストが協調されます。
特に黒が映えるのがお気に入り。
室内窓のフレームを黒くしたのは正解だと思ってる。

白く塗装をした躯体現しデメリット(1)AEP塗装の費用が追加される

白く塗装するという工程が追加されるので費用がプラスされるのは当然ですよね。

我が家はゼロリノベにリノベーションを依頼したので、この金額が高いのかどうかはわかりませんが、
平米あたり2,000円が塗装費用でした。
天井だけでなく、壁も一部白塗装もするとすると、思いのほか平米数は増えます。
しかし、仮に70㎡塗装したとして14万円です。

個人的意見としては、70m2で14万円かかったとしても体感として部屋や天井が広く感じられるのは十分にコストメリットは高いという風に考えます
反対意見もあると思うので、よろしければコメント欄にご意見もらえると嬉しいです。

白く塗装した躯体現しデメリット(2)経年劣化による変色の可能性がある

塗料の耐久性は年々向上しているとはいえ、経年劣化による変色は起こるという風に考えておく方が無難でしょう。

まだリノベ完了してから3カ月ちょっとしか住んでませんので、まだまだ白くて劣化はまったくありません。
数年後、数十年後どうなっているかは気になるところ。

AEP塗装は比較的容易なので、少しぐらいなら自分でやってみたいですね。

リノベでコンクリート打ちっぱなしの天井を白く塗装した!
メリット・デメリットまとめ

躯体現しのメリット・デメリットに加え、白い塗装をした躯体現しメリット・デメリットをまとめたいと思います。

白い塗装をした躯体現しメリット
・天井を高くすることができる(+20㎝ほど)
・コンクリそのままのグレーよりも清潔感のある明るい部屋にすることができる
・コンクリそのままのグレーよりも天井が高く部屋が広く感じるようになる(体感)
・白く塗装してもコンクリートの質感があるので、クールさ無機質さは残り、木製家具とも相性がいい
・アクセントカラーの黒・グレーとのコントラストが良く、特に「黒」が映える効果がある。

白い塗装をした躯体現しデメリット
・断熱性が低くなる
・ 結露が発生しやすく、カビが発生する恐れがある
・防音性が低くなる
・塗装費用が追加される。(私の事例では2,000円/m2)
・経年劣化による変色の可能性がある。

フルスケルトンリノベーションの場合、解体して躯体をあらわにして初めてわかる事象があります
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ぜひ色々なリノベ会社と直接お話し、ストレスのないところを選ぶ方がいいでしょう。
個人的には、一緒に家づくりをできると思えるリノベーション会社を選ぶことをオススメします。
我が家はゼロリノベにリノベーションを依頼しました。もう一度リノベすることになったとしても、ゼロリノベさんに依頼したいと思ってるぐらい良いリノベーション会社です。
リノベ会社選びに悩んでいる方は、ゼロリノベさんをオススメしています。

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我が家(中古マンション)のリノベーション記録を公開しています。
リノベーションの工事がどのように進むかを楽しめると思いますので、よろしければご覧ください。

2021年リノベ記録記事の一覧はこちらから

オススメのリノベーション会社

大人を自由にする住まい【ゼロリノベ】

ゼロリノベとは、「大人を自由にする住まい」を掲げたワンストップリノベーション会社です。
ゼロリノベ(株式会社groove agent)は2011年に設立したばかりで、従業員数も63名と小規模なリノベ会社です。

しかも、びっくりなことに営業職の方がいません。
ショールームもありません(無料セミナーや打合せは、Webまたは自社でリノベした事務所や設計室で行われますので、これらがショールーム的な役割を果たしています。)
スタッフの採用は順番待ちの状態で、採用のための紹介料や経費が掛かっていない。
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つまり、余計な経費がかかっていないので、同じリノベーション工事をしたとしても、
ゼロリノベのほうが費用を抑えることができるという、非常に強力な強みのある会社です。

しかも、ゼロリノベのお客さんのほとんど友人に紹介された方!というのがさらに驚きです。
お客がお客を呼ぶ!という理想的なルーティーンが成立しているというのが素晴らしい。

また、創業年数が少ないにも関わらず、Renovation of the year 2018 最優秀賞(1000万円以上部門)をはじめとしたさまざまな受賞歴があるので、デザイン・設計力も優秀です。

受賞歴
*Renovation of the year 2020 コンパクトプランニング賞
*Renovation of the year 2020 ユーザビリティリノベーション賞
*Houzz アワード Best of Houzz 2019 受賞
*SUVACO いい家・オブ・ザ・イヤー2019受賞
* Renovation of the year 2018 最優秀賞(1000万円以上部門) 受賞
* Renovation of the year 2016 逆転リノベーション賞

トルテ

私がゼロリノベを選んだ理由は、
受賞歴があったから、値段が安いからっというわけではありません。
ゼロリノベの考え方に賛同できたから、
セミナーで解説をしてくださった佐藤さんの人柄が良く、スタッフの方々ともフィーリングが合い、一緒に家づくりしていけそうだな!っと思ったからです。

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