- 中古+リノベと新築、何がどう違うのか(比較表)
- リノベ前提だと物件探しがラクになる理由
- どっちが向いているかのチェック
- 我が家が中古+フルリノベを選んだ理由
こんにちは。中古マンションを買って84㎡をフルスケルトンリノベし、5年暮らしたトルテです。
家を買おうと決めたとき、最初にぶつかるのが「新築か、中古+リノベか」という問題。ネットを見ても意見がバラバラで、なかなか決めきれないですよね。
トルテ先に結論です。「どっちが得か」は金額だけでは決まりません。
ざっくり言えば、立地と間取りを優先するなら中古+リノベ、早さと手間の少なさを優先するなら新築。自分が何を優先するかで、答えが変わります。
新築と中古+リノベ、どこが違う?
まずは全体像を、判断に効く項目で並べてみます。


| 比べる項目 | 新築 | 中古+リノベ |
|---|---|---|
| 価格の考え方 | 新しさに費用がかかる | 同じ立地なら抑えやすい |
| 立地の選択肢 | 供給が限られる | 候補が圧倒的に多い |
| 間取り・内装 | 基本は決まっている | ゼロから自由に作れる |
| 設備 | 最新が標準装備 | 自分で選んで決める |
| 入居までの期間 | 短い(完成物件なら即) | 半年〜1年ほどかかる |
| 手間 | 少ない | 打ち合わせ・決断が多い |
| 建物の新しさ・保証 | 新しく保証も手厚い | 建物は築年数なりに古い |
| 管理状態 | これから積み上がる | 過去の実績を確認できる |
※価格は立地・築年数・工事内容で大きく変動します。
こうして並べると、どちらかが一方的に優れているわけではないのが分かります。新築は「早さ・新しさ・手間の少なさ」、中古+リノベは「立地・自由度・広さ」に強い。要は、何を優先するかです。
我が家が84㎡のフルスケルトンリノベに実際いくらかけたか(内訳・㎡単価・節約したポイント)は、費用の記事で全部公開しています。
→ 中古マンションリノベの費用は?実費1,300万円を公開(/reno_cost/)
リノベ前提だと、物件探しがラクになる
意外と知られていない、中古+リノベの最大のメリットがこれです。


ふつうマンションを探すとき、①コスト ②立地 ③広さ ④間取り ⑤設備の5つを見ますよね。この5つ全部を満たす物件を探すのは、正直かなり大変です。駅近で設備が充実していれば価格が高く狭い、価格が抑えめで広ければ駅から遠い……という具合に。
ところがリノベ前提なら、④間取りと⑤設備は「後から自分で作るもの」。つまり、探すときに見るのは①コスト・②立地・③広さの3つだけでよくなります。
:::: 【SWELL:ふきだし/左・トルテ】



条件が減るぶん、候補になる物件が一気に増える。これが本当に大きかったです。「理想の立地に手が届く」感覚があります。
逆に、5つ全部を満たす物件を待ち続けると、毎日のように物件をチェックして、見つけたら即決する——という消耗戦になりがち。私は物件探しに時間を使うより、間取りや設備を自分で作り込むほうに時間を使いたいと思いました。
::::
もちろん、中古なら何でもいいわけではありません。リノベに向く物件・向かない物件があり、そこは見極めが必要です。


中古+リノベのデメリットも正直に
いいことばかりではありません。5年住んだ今でも「ここは大変だった」と思う点を挙げます。
- 入居までが長い:物件探し〜設計〜工事で、全体で半年〜1年が目安。すぐ住みたい人には向きません
- 決めることが膨大:間取り・床材・壁紙・設備・コンセント位置まで、打ち合わせは10回前後。楽しい反面、疲れます
- 工事中は住めない:フルスケルトンなら仮住まいが必要。家賃の二重払い期間が発生します
- 建物自体は古い:専有部はピカピカにできても、躯体・共用部・配管は築年数なり。管理状態の見極めが重要です
- 解体してみないと分からない部分がある:躯体の状態や配管の位置など、想定外が出ることも






中古で本当に見るべきは、築年数そのものより修繕計画・修繕積立金の積み上がり・管理組合の状態です。ここが健全なら、築年数が経っていても安心して住めます。
どっちが向いている?
判断しやすいように、タイプ別に整理しました。


中古+リノベが向いている人
- 立地を最優先で決めたい
- 間取り・内装にこだわりたい
- 同じ予算で広さがほしい
- 家づくりの過程を楽しめる
- 打ち合わせの時間を取れる
新築が向いている人
- とにかく早く入居したい
- 打ち合わせの手間を減らしたい
- 新しさ・保証を重視する
- 建物の劣化リスクが不安
- 最新設備が標準で欲しい
迷ったときは、「立地」「間取りの自由度」「かけられる時間」の3つで考えると答えが出やすいです。
我が家が中古+フルリノベを選んだ理由
参考までに、私たちが実際に中古+リノベを選んだ理由を正直に書きます。
- 新築マンションが割高に感じた(同じ予算だと立地か広さを諦めることになる)
- 駅近・自転車で通える範囲に住みたかった=立地を優先すると中古が現実的だった
- 「いいな」と思う物件はあっても完璧ではなく、必ずどこか変えたい点があった
- だったら自分でカスタマイズするほうが確実で早いと考えた
- 田の字型のありきたりな間取りがあまり好きではなかった
- 総合的に見て、立地・コスト・理想の間取りのバランスが一番良いのが中古+フルリノベだった



結果として、室内窓のある寝室、8の字の回遊動線、躯体現しの天井など、既製の間取りでは絶対に手に入らない家になりました。5年住んで、この選択は間違っていなかったと思っています。




よくある質問
- 中古+リノベと新築、結局どっちが安いですか?
-
立地・築年数・工事内容で大きく変わるため一概には言えません。ただし同じ立地・同じ広さで比べるなら、中古+リノベのほうが総額を抑えやすい傾向があります。実際の費用感は、我が家の実費を公開した費用記事を参考にしてください。
- 中古+リノベのデメリットは?
-
入居まで半年〜1年かかる、決めることが多い、工事中は仮住まいが必要、建物自体は築年数なりという点です。早さと手間の少なさを重視するなら新築が向いています。
- リノベ前提だと物件探しはラクになりますか?
-
はい。間取りと設備を「後から作るもの」として外せるので、コスト・立地・広さの3条件で探せます。条件が減るぶん候補物件が増え、理想の立地に手が届きやすくなります。
- 古い建物を買って大丈夫でしょうか?
-
築年数そのものより、修繕計画・修繕積立金・管理組合の状態を確認することが重要です。専有部はリノベで新しくできますが、共用部と管理状態は買った後に変えられません。
- 中古+リノベは税制や補助金で不利になりますか?
-
住宅ローン控除やリフォーム関連の制度は、要件や金額が年度で変わります。中古・リノベでも対象になる制度がありますが、最新の要件は国や自治体の公式情報・税務署・専門家で必ずご確認ください。
まとめ:優先順位が決まれば、答えは出る


- 「どっちが得」は金額だけでは決まらない。優先順位で答えが変わる
- 立地優先なら中古+リノベが有利。候補物件の数がそもそも違う
- 間取り・内装を作れるのが最大の価値。田の字型に縛られない
- 時間と手間はかかる。入居まで半年〜1年、決断も多い
- 建物は「管理状態」で見極める。築年数より修繕計画・積立金
新築と中古+リノベは、優劣ではなく相性です。自分たちが何を優先したいかが決まれば、答えは自然と出ます。
もし中古+リノベに興味が出てきたら、まずはリノベ会社の無料セミナーや資料請求で情報を集めるのが近道。「自分の予算でどこまでできるのか」が具体的に見えると、判断がぐっとラクになります。




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