84㎡フルリノベのBefore/After|間取りをこう変えた【実例・図面公開】

この記事でわかること
  • 84㎡の中古マンションを、どんな間取りに変えたか(Before/After図面)
  • 間取り変更の5つの狙い(なぜそうしたか)
  • 「部屋数」ではなく「暮らし方」から間取りを考える発想
  • 各部屋・設備の詳しい記事へのリンク

こんにちは。築約12年・84㎡の中古マンションを買って、フルスケルトンリノベをしたトルテです。

フルリノベの醍醐味は、間取りをゼロから自分たちの暮らしに合わせて作れること。我が家も、元の間取りとはまったく違う家になりました。

この記事では、実際のBefore/After図面を公開しながら、「なぜこう変えたのか」をお伝えします。これからリノベする方の、間取りづくりのヒントになればうれしいです。

トルテ

先にひとつだけ。間取りは**「部屋がいくつ欲しいか」ではなく「どう暮らしたいか」**から考えると、自分たちだけの家になります。我が家の変更も、全部そこから発想しています。

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目次

Before / After:図面で見る変化

まずは全体像です。

Before:仕切られた2つの洋室+LDKの、よくある間取り
「After:ドアは水回りだけ。開放的なLDKに書斎2つ・パントリー・室内窓を追加」

ひとことで言うと、「区切る」間取りから「つなぐ」間取へ変えました。壁で細かく仕切るのをやめて、ゆるやかにつながった一つの大きな空間にし、用途はゾーンでゆるく分ける——そういう発想の転換です。


間取り変更・5つの狙い

なぜこう変えたのか。5つの狙いに整理しました。

狙い①:仕切りを減らして、開放的なLDKに

元の間取りにあった仕切りの壁を抜き、余白のある開放的なLDKにしました。部屋が広く感じられ、光と風が通り、家族の気配も感じられます。

この「仕切らない間取り」には、メリットもデメリットもあります(特に音)。実際に住んだ感想は、別記事で正直に書いています。

狙い②:個室を「寝室1+書斎2」に再編

元は洋室が2つでしたが、私たちの暮らし方に合わせて、寝室1つ+書斎2つに組み替えました。在宅で作業する時間が長いので、こもれる書斎を優先したのです。

「部屋数を維持する」のではなく、「今の自分たちに必要な用途」で部屋を割り当て直す。これがフルリノベならではの自由です。

狙い③:パントリー・室内窓を新設

キッチン横にパントリーを作り、食品や日用品の収納力を確保。さらに室内窓を設けて、閉じた空間にも光と抜け感を通しました。

室内窓は、開放感を保ちながら空間を仕切れる便利な要素です。

狙い④:水回りを広く、通路を狭く

限られた84㎡の中で、優先順位をつけました。通路をあえて狭めて、その分を浴室・脱衣所(洗面室)に振り分けたのです。

通路は「通るだけの場所」。一方、浴室・脱衣所は毎日使う場所です。使用頻度の高い場所を優先するという割り切りでした。結果、この判断は大正解でした。

面積は”削る場所”を決めること

限られた広さでは、必ずどこかを削ります。コツは**「通過する場所を削り、留まる場所を守る」**こと。通路・廊下は思い切って削り、キッチン・浴室・くつろぐ場所にその面積を回すと、満足度が上がります。

狙い⑤:素材と造作で世界観を統一

間取りだけでなく、素材と造作で全体の世界観をそろえました。

  • オークの無垢床(ダークウォールナット塗装)
  • ダイニングテーブルの造作
  • ダクトレール照明
  • ワイドトリプルIH
  • 躯体現し+白塗装

これらが組み合わさって、友人に「ショールームみたい」と言われる空間になりました。それぞれの詳細は、下の関連記事で紹介しています。


各部屋・設備の詳しい記事

この家を構成する要素を、個別に記事にまとめています。気になるものからどうぞ。


間取りを考えるとき、大事にしたこと

最後に、間取りづくりで意識したことをまとめます。

「部屋数」ではなく「暮らし方」から考える。 これに尽きます。

不動産の広告は「2LDK」「3LDK」と部屋数で表示されます。でも、実際に暮らすのは間取り図の記号ではなく、私たち自身です。何時にどこで過ごし、どこで作業し、どう動くのか。それを一つずつ図面に落としていくと、既製の間取りにはない、自分たちだけの家になります。

トルテ

こういう自由な間取り変更ができるのは、構造上、壁を抜ける物件だったからでもあります。実現できるかは物件しだいなので、物件選びの段階から確認が必要です。


よくある質問

84㎡でも、こんなに間取りを変えられますか?

構造上、壁を抜ける物件(ラーメン構造など)であれば可能です。我が家はほぼ自由に間取りを組めました。壁式構造など抜けない壁がある物件では制限が出ます。

通路を狭くして不便ではないですか?

まったく問題ありませんでした。通路は通るだけの場所なので、狭くても支障は少なく、その分広げた浴室・脱衣所の快適さのほうが毎日効いてきます。

開放的なLDKにデメリットはありますか?

あります。いちばんは音です。仕切りがないので、キッチンの音がリビングに届きます。詳しくは「仕切らない間取り」の記事で正直に書いています。

書斎を2つ作って使い切れていますか?

在宅作業が多いので活用できています。間取りは「今の暮らし方」に合わせるのが正解で、部屋数を維持することが目的ではありません。

こういう間取りは、どこに頼めば作れますか?

自由設計に対応するリノベ会社です。物件探しから相談できるワンストップ型なら、「この物件でこの間取りが実現できるか」を買う前に判断してもらえます。


まとめ

  • 2つの個室 → 開放的LDK+書斎2つに再編。暮らしと働き方に合わせて
  • ドアは水回りだけ=ゆるくつなぐ。開放感を最優先(音は許容)
  • パントリー・室内窓・WICで機能を追加
  • 通路を削り、水回りを広く。毎日使う場所を優先する割り切り
  • 素材と造作で世界観を統一(無垢床・ダクトレール・造作家具)

間取りは「部屋数」ではなく「暮らし方」から考えると、自分たちだけの家になります。既製の間取りに合わせるのではなく、暮らしに間取りを合わせる。それができるのが、中古マンション×フルリノベの一番の魅力です。

こういう自由な家づくりは、まず物件探しと会社選びから始まります。


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