- オーク無垢床に5年住んだ本当のデメリット(隙間・傷・水シミ)
- その具体的な対策(濃い色選び・脚キャップ・掃除のコツ)
- オイル塗装とウレタン塗装の違いと選び方
- デメリットを知ったうえで、それでも無垢床を選ぶ理由
こんにちは。中古マンションをフルリノベして、床にオークの無垢材(ダークウォールナット塗装)を選んだトルテです。入居から5年が経ちました。
無垢床は憧れる人が多い一方で、「傷がつく」「手入れが大変」という声も聞きますよね。実際どうなのか。5年住んだリアルを、良いところも悪いところも正直に書きます。
トルテ先に結論を言うと、デメリットは確かにあります。でも、そのほとんどは「対策」で解決できます。そして5年経った今も、また無垢床を選ぶと断言できます。
まず全体像:良かったこと・気になること


| 良かった | 気になる |
|---|---|
| 素足の質感が最高 | 板の隙間にゴミが溜まる |
| 濃い色で傷が目立たない | 物を落とすと凹む |
| 経年で”味”が出てくる | 椅子の引きずりで傷 |
| 冬もひやっとしにくい | 水シミに注意(塗装による) |
| 調湿してくれる感覚がある | 定期メンテが要る場合も |
気になる点は確かにあります。でも、右側のデメリットはほぼすべて対策できるというのが、この記事の一番伝えたいことです。順に見ていきます。
デメリット①:板の隙間にゴミが溜まる
無垢材は、湿度によって伸び縮みします。そのため、板と板の間にわずかな隙間ができます。ここに、細かいゴミやホコリが入り込みます。
掃除機のヘッドでは吸いきれません。我が家のやり方はこうです。
- 100均で買った細いブラシで、隙間からゴミをかき出す
- かき出したゴミをハンディ掃除機で吸い取る
慣れれば苦になりません。週1回のペースで十分です。フローリングシート1枚で終わる家とは手間が違いますが、「そういうもの」と受け入れれば大したことはありません。
デメリット②:傷や凹みがつきやすい
タイルやシートフローリングと比べると、無垢材は明確に柔らかいです。物を落としたとき、椅子を引きずったときに、傷や凹みができます。


物を落としたときのものです


正直に言えば、傷は必ずつきます。でも、ここからが大事です。
傷は「防ぐ」より「目立たなくする」
5年住んで分かった、いちばんのコツです。傷を完全に防ぐことはできません。だから、傷がついても目立たない工夫をするほうが現実的です。


① 濃い色を選ぶ
我が家はオークにダークウォールナット塗装をかけた、濃い色の床です。この色のおかげで、傷や凹みがほとんど目立ちません。
上の写真も、実際に部屋で立って見下ろすと、まず気づかないレベルです。よく見れば分かる、という程度。むしろ5年経った今は「味が出てきた」と感じています。
明るい色の無垢床は美しいですが、傷や汚れが目立ちやすいです。「傷を気にしたくない」なら、濃いめの色を選ぶだけで、日々のストレスが大きく変わります。これは実際に住んで一番実感したことです。
② 椅子の脚に「カグスベール」を付ける
傷の原因で圧倒的に多いのが、椅子の引きずりです。ダイニングチェアは1日に何度も動かすので、当然といえば当然でした。
我が家では、椅子の脚にニチアスの「カグスベール 丸キャップ」を付けてから、引きずり傷がほぼゼロになりました。フェルトを貼るタイプと違って、脚にかぶせるだけで外れにくく、長く使えます。
:::: 【SWELL:ふきだし/左・トルテ】



これは傷がつく前に、入居と同時に付けるものです。我が家は「しばらく様子を見てから」と後回しにして、最初の1年で不要な傷を増やしました。無垢床を入れるなら、家具の搬入と同じタイミングで用意しておくことをおすすめします。
③ 隙間だけ、こまめに掃除する
先に書いた100均ブラシ+ハンディ掃除機の方法です。傷ではありませんが、無垢床を美しく保つ日常メンテはこれくらいです。
デメリット③:水シミに注意(塗装による)
無垢床のもうひとつの注意点が、水シミです。ただしこれは、塗装の種類によって大きく変わります。
ここで、無垢床を選ぶときに必ず知っておきたい「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の違いを整理します。


| 比較項目 | オイル塗装 | ウレタン塗装 |
|---|---|---|
| 質感 | 木そのまま・しっとり | 表面に薄い膜 |
| 傷 | つくがDIY補修しやすい | つきにくい |
| 水・シミ | 弱い(こぼしたら拭く) | 強い |
| 日常の手入れ | 乾拭き中心 | 乾拭きでOK・楽 |
| 再塗装 | 自分でワックス可(1〜1.5年ごと) | 基本は業者 |
| 向く人 | 質感・自然さ重視 | 手間を減らしたい |
オイル塗装:質感は最高、でも水に弱い
オイル塗装は、木にオイルを浸透させる仕上げです。表面に膜を作らないので、木そのものの質感・肌触りが楽しめます。無垢床の魅力を最大限に感じられるのはこちらです。
ただし、水やシミに弱いのが弱点。飲み物をこぼしたらすぐ拭く、という習慣が必要です。また、1〜1.5年に一度、専用ワックスでのメンテナンスが推奨されます(これは自分でできます)。
ウレタン塗装:手間は少ないが、質感は控えめ
ウレタン塗装は、表面に薄い樹脂の膜を作る仕上げです。水やシミに強く、傷もつきにくいので、メンテの手間は大きく減ります。
一方で、膜がある分、「木そのまま」の質感は控えめになります。再塗装は基本的に業者に依頼します。
質感を最優先するならオイル、手間を減らしたいならウレタン。どちらが良いかは、あなたの暮らし方しだいです。小さいお子さんがいて水こぼしが多い家ならウレタン、質感にこだわりたいならオイル、という選び方になります。
自分の床がどちらの塗装かは、リノベ会社や施工先に必ず確認してください。メンテ方法が変わります。
それでも、また無垢床を選びます
デメリットを正直に並べてきましたが、結論は変わりません。5年住んで、また無垢床を選ぶかと聞かれたら、迷わずイエスです。
理由は、デメリットを上回る心地よさがあるからです。
- 素足で歩いたときの質感が、他の床材とはまったく違う
- 冬でもひやっとしにくい(合板フローリングやタイルと比べて)
- 経年変化が「劣化」ではなく「味」になる
- 傷も、濃い色を選んだおかげでほとんど気にならない
友人を招くと「この床いいね」と必ず言われます。5年使い込んで、愛着はむしろ増しています。


よくある質問
- 無垢床は傷だらけになりますか?
-
傷はつきます。ただし濃い色を選べばほとんど目立ちません。我が家はオーク+ダークウォールナット塗装で、5年経っても傷は気になりません。
- 傷を防ぐには何をすればいいですか?
-
傷の原因で多い椅子の引きずりには、脚に「カグスベール」などの脚キャップを付けるのが効果的です。傷がつく前、入居と同時に付けるのがコツです。
- 隙間のゴミはどうやって掃除しますか?
-
100均の細いブラシで隙間からかき出し、ハンディ掃除機で吸い取ります。週1回で十分きれいを保てます。
- オイル塗装とウレタン塗装、どちらがいいですか?
-
質感を重視するならオイル、手間を減らしたいならウレタンです。オイルは水に弱く定期メンテが要りますが、木の質感が最高です。ウレタンは水と傷に強く手入れが楽です。
- 無垢床のメンテは大変ですか?
-
ウレタン塗装なら乾拭き中心でほぼ手間なし。オイル塗装は1〜1.5年に一度のワックスがけがありますが、自分でできます。日常は隙間掃除くらいです。
- 明るい色と濃い色、どちらがおすすめですか?
-
傷や汚れを気にしたくないなら濃い色です。明るい色は美しいですが傷が目立ちやすいので、暮らし方に合わせて選んでください。
まとめ
- デメリットは隙間・傷・水シミ。でも対策でほぼ解決できる
- 傷は「濃い色」で目立たなくなる。ダークウォールナットは正解だった
- 椅子の脚キャップで引きずり傷を防ぐ。入居と同時に付けるのがコツ
- 塗装はオイルかウレタンかで手間が変わる。質感か手軽さか、好みで選ぶ
- 5年住んでも、また無垢床を選ぶ。満足度は下がらない
無垢床は「傷を味に変えられる人」にとって、最高の選択だと思います。デメリットを正しく知って、濃い色・脚キャップ・こまめな隙間掃除という対策をすれば、5年経っても後悔しません。
我が家のリノベで、無垢床は「かけてよかった費用」の断トツ1位でした。床材で迷っているなら、対策込みで無垢床を検討する価値は大きいと思います。




あわせて読みたい






参考
- 無垢フローリングのオイル塗装・ウレタン塗装の違い(質感・耐水・メンテナンス)
塗装の仕様やメンテ方法は製品・施工先で異なります。ご自宅の床の塗装は、施工先に確認してください。


