リビングと寝室のあいだに、室内窓をつくりました。
本当は、アイアン(鉄)のフレームにしたかったんです。
でも、予算が足りませんでした。
代わりに提案してもらったのが、木の枠を黒く塗るという方法でした。

そのとき、いちばん心配だったのが「傷」です。
木なので、傷が入れば下の木の色が出てきます。
あれから5年。
傷は、ほとんどついていません。
「もしものために」と分けてもらった塗料は、いまも使っていません。
中古マンションを84㎡フルリノベーションして、5年住んでいます。
寝室のまわりに室内窓をつくり、枠は木を黒く塗装してもらいました。
この記事は、工事中に書いた記録を、5年後の視点で書き直したものです。
当時の記事には、心配していたことが3つ書いてありました。その答え合わせもします。
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結論





- アイアンは、予算で諦めました。 代わりに木枠を黒く塗ってもらいました
- 5年で、傷はほとんどついていません
- 「黒」にもいろいろあります。 我が家は少しネイビーの入った黒になりました
- 同じ塗料を分けてもらってください。 使わずに済んでいますが、あるだけで安心です
- 光が入るのが、いちばんの効果でした
- 残ったのは、ガラスの手垢だけです
第一希望は、アイアンフレームでした
室内窓といえば、細い鉄の枠を思い浮かべる方が多いと思います。
我が家も、最初はそのつもりでした。
でも、見積もりの段階で予算が足りませんでした。
そこで設計士さんから出てきたのが、「木枠を黒く塗る」という方法です。
何が違うのか
| 項目 | アイアン | 木枠を黒く塗装 |
|---|---|---|
| 費用 | 高い | 抑えられます |
| 見た目 | 枠を細くできます | 近い印象は出せます |
| 傷 | つきにくい | 入ると下の木の色が出ます |
| あとの補修 | 専門的な作業になります | 同じ塗料があれば自分で塗れます |
細さにこだわるならアイアンです。
ただ、塗装でも「引き締まった黒い枠」という印象は十分に出ます。
我が家は、そこで妥協しました。
トルテ正直に言うと、決めたときは「本当はアイアンがよかったな」と思っていました。
5年たったいまは、まったく思っていません。
木なので、傷が入ると木の色が出てきます
当時、設計士さんにそのまま聞きました。
「時間が経つと、傷がついて汚くなりませんか」
返ってきたのが、この答えでした。



生活していれば、傷が入ることはあります。
塗装が剥げたら、その部分をもう一度塗り直しましょう。
この「黒」と同じ塗料を、あとでお渡ししますよ。
【当時のメモ|2021年4月8日】
マジっすか!?神対応やん!!!!
少し塗るだけなら、自分ひとりでもなんとかなりそう!
これは、ありがたかったです。
少し塗るだけなら、自分でもなんとかなります。
そして5年——傷は、ほとんどついていません。
もらった塗料は、まだ一度も使っていません。
塗装で仕上げてもらうときは、「同じ塗料を分けてもらえますか」と聞いてみてください。
カタログ品と違って、現場で調色したり選んだりした色は、あとから同じものを揃えるのが難しくなります。
使わずに済むのがいちばんですが、あるだけで気持ちが違います。
我が家は5年間、出番がありません。それでも捨てずに置いてあります。
色は、現場で決めました
「木枠を黒く塗る」と決めたあと、まだ決めることが残っていました。
どの黒にするか、です。


設計士さんと一緒に、現場で色見本を見ながら決めました。
壁紙の色、フローリングの色、光の当たり方。
その場に全部あるので、現場で決めるのがいちばん確実でした。
我が家が選んだのは、「真っ黒」ではありません。
少しだけネイビーが入っているような黒です。
設計士さんが「黒が重くならない程度がいい」と判断して選んでくれました。
実物を見たとき、思わず声が出ました。
躯体の白い塗装と、室内窓の黒。
このコントラストが、想像していた以上でした。
漆黒だったら、たぶん重くなっていたと思います。
「黒」ひとつでも、これだけ変わります。
- 漆黒に近い黒 → 重くなりやすい
- 少し青みのある黒 → 引き締まるが、軽さが残る
- 茶みのある黒 → 木の質感が残る
- グレーに寄せた黒 → 軽く見える
ほかの色も同じです。
そして、ここに個人の好みが乗ります。
カタログの色番号だけで決めないでください。 現場で、その部屋の光の下で見てください。
当時の記事に書いた心配ごとを、答え合わせします


① 黒塗装の傷 → ほとんどつきませんでした
前述のとおりです。いちばん心配していたことが、いちばん杞憂でした。
② テーブルの脚も黒にすればよかった
造作のダイニングテーブルは、天板も脚もダークウォールナットで塗装しています。
室内窓の黒を見たあとで、**「脚も黒にすればよかったかな」**と当時は書きました。
「気になるようなら黒く塗ってみようか」とも書いています。
5年たって、塗っていません。
いまは、これでいいと思っています。
住んでいるうちに、部屋全体で見るようになったからかもしれません。
③ テーブルの角が直角で危ない
これは、当時いちばん実際的な心配でした。
「子どもが小さいうちは、この直角の角は危ないのでは」
設計士さんも同じことを考えていて、角を丸くするか、カバーをつけるかで迷っていました。
結論を書きます。
赤ちゃんのうちはカバーをつけて、いまは外しました。
角を削らなくて、よかったと思っています。
危ないのは一時期だけで、その一時期はカバーで足りました。
角を丸く削っていたら、その形は一生残ります。
カバーなら、要らなくなったら外せます。
子どもが小さいから、という理由で造作の形そのものを変えようとするときは、
「あとから足せる方法はないか」を一度考えてみてください。
我が家は、たまたまそうなっただけですが、結果的に助かりました。
ガラスの手垢は、いまも拭いています


室内窓をつくって、いちばんよかったのは光です。
窓のない部屋にも、リビング側から光が入るようになりました。
閉塞感がありません。
視線が抜けるので、家全体が広く感じます。
ただ、ガラスは汚れます
手垢です。
ガラス面に手垢がつくと、思ったより目立ちます。
特に、子どもが小さいときは大変でした。 背の低い位置に、毎日のように手の跡がつきます。
定期的に拭く必要があります。
5年住んで、室内窓について残っている不満は、これだけです。



逆に言えば、拭けば済むということでもあります。
工事の前にいちばん心配していた「傷」より、
実際に手間だったのは「掃除」のほうでした。
よくある質問
- 室内窓のデメリットは何ですか?
-
我が家で残っているのは、ガラスの手垢だけです。 手の跡がつくと目立つので、定期的に拭いています。子どもが小さいうちは特に頻繁でした。あとは完全な個室にはならないという点があります。壁で仕切るのとは違うので、そこは織り込んで決めてください。
- アイアンでなくても、それらしく見えますか?
-
我が家は木枠を黒く塗ってもらい、5年たったいまも気に入っています。 枠の細さにこだわるならアイアンですが、「引き締まった黒い枠」という印象は塗装でも十分に出ます。 予算で迷っているなら、選択肢として相談してみる価値はあると思います。
- 木枠の黒塗装は、傷がついて汚くなりませんか?
-
我が家は5年で、ほとんど傷がついていません。 ただしこれは1軒の例です。傷が入ると下の木の色が出るのは事実なので、同じ塗料を分けてもらえるか、必ず聞いておいてください。 少し塗り直すだけなら自分でもできます。
- 「黒」はどうやって決めればいいですか?
-
現場で、色見本を見ながら決めてください。 壁紙・床・光の当たり方が、その場に全部あります。我が家は少しネイビーが入った黒を選びました。設計士さんが「黒が重くならない程度がいい」と判断してくれたものです。漆黒にすると重くなることがあります。
- 室内窓は、音は気になりませんか?
-
我が家では気になっていません。 ただし、これは部屋の使い方によると思います。壁で仕切る場合と同じ遮音は期待できないので、寝室や書斎に使う場合は、家族の生活時間と合わせて考えてください。
- 子どもが小さい家でも、室内窓は大丈夫ですか?
-
我が家は、子どもが生まれる前から室内窓のある状態で暮らしています。 ガラスの手垢は増えましたが、それ以外で困ったことはありません。造作テーブルの角のほうが、実際には気を使いました。 そちらは赤ちゃんのうちだけカバーをつけて、いまは外しています。
- あとから室内窓をつくることはできますか?
-
壁を開ける工事になるので、簡単ではありません。 構造や管理規約によってはできないこともあります。我が家はフルリノベーションで壁を全部つくり直したタイミングでした。まず、できる工事の範囲を確認してください。


まとめ


- アイアンは、予算で諦めました
- 5年で、傷はほとんどついていません
- 「黒」は現場で決めてください
- 同じ塗料を分けてもらいましょう
- 光が入るのが、いちばんの効果でした
- 残ったのは、ガラスの手垢だけです
壁を開ける工事になるので、簡単ではありません。 構造や管理規約によってはできないこともあります。我が家はフルリノベーションで壁を全部つくり直したタイミングでした。まず、できる工事の範囲を確認してください。
予算で諦めた代替案が、5年後の正解でした。
リノベーションでは、必ずどこかで予算が足りなくなります。
そのとき「諦めた」と思うか、「別の方法を知った」と思うか。
我が家の室内窓は、後者になりました。
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