住宅ローンの審査に落ちました|理由は教えてもらえない。それでも家は買えた話

この記事でわかること
  • 審査に落ちてから、通るまでに何をしたか
  • 事前審査と本審査は、見ているものが違うという話
  • 本審査が通らなかったとき、契約はどうなるのか
  • 落ちたあと、やらなかったほうがよかったこと
  • 物件の申し込みと、審査の順番の問題

こんにちは。中古マンションを買ってフルスケルトンリノベし、5年暮らしているトルテです。

この記事は、あまり書きたくなかった話です。

トルテ

私は、住宅ローンの審査に落ちたことがあります。
しかも、いちばん条件が良かった本命の銀行に、本審査まで進んだうえで断られました。
理由は、最後まで教えてもらえませんでした。

それでも、いまこうして家に住んでいます。あそこで終わりではありませんでした。

いま「住宅ローン 審査 落ちた」で検索している方は、たぶんかなり不安な状態にいると思います。そういう人に向けて書きます。

この記事にはアフィリエイト広告を含みます。


目次

先に結論を書きます

  • 落ちても、家は買えました
  • 理由は教えてもらえません。 これは私だけの話ではなく、金融機関は否決の理由を開示しないのが一般的です
  • 条件は何も変えていません。 出す先を増やしただけです
  • 1行だけに出していたら、そこで止まっていたと思います
この記事に書けないこと

「こうすれば審査に通ります」という方法は書きません。

審査の基準は金融機関ごとに違い、公開されていません。通る方法を語れる人は、本来いないはずです。

この記事は、落ちたときに何が起きて、どう動いたかの記録です。


何が起きたのか

複数の銀行に、同時に申し込んでいた

ネットで申し込めるものと、書類を出すもの。いくつかの銀行に、並行して出していました。

いま振り返ると、これがいちばん効きましたあとで書きます。

本命が、本審査で落ちた

いちばん条件が良かったところです。事前審査は通っていて、本審査まで進んでいました。

そこで、否決。

正直、まったく想定していませんでした。収入も勤め先も、貯金の状況も、支払い能力の面では問題ないと思っていたからです。同僚からは「銀行のほうが、もっと借りてくれと言ってくる」という話を聞いていたくらいでした。

それが、断られた。

理由の説明は、ありませんでした

これがいちばんこたえました。

何がダメだったのか、まったく分からない。 直しようがないし、次にどうすればいいのかも分かりません。

トルテ

落ち込みました。妻にも申し訳なかったです。

いま同じ状況にいる方へ。理由が分からないのは、あなたの落ち度ではありません。 金融機関は否決の理由を開示しないので、誰が落ちても同じように分からないんです。

結果を知るまでの時間

  • 事前審査:数日〜1週間ほど
  • 本審査:さらに1週間ほど

待っている時間が、けっこう長いです。 そしてその間、物件の話は止まってくれません。


事前審査と本審査は、見ているものが違う

落ちたあとに調べて、ようやく理解したことです。

事前審査(仮審査)

主に見られるのは「人」です。年収、勤続年数、家族構成、個人の信用情報など。

物件が決まっていなくても出せます。

本審査

「人」に加えて「物件」も見られます。担保としての評価です。加えて団体信用生命保険の加入審査もここで入ります。

つまり——事前審査が通っても、本審査で落ちることはあります。 見ているものが増えるからです。

私が落ちたのは、まさにここでした。

基準は公開されていません

審査の項目や基準は、金融機関ごとに異なり、公開されていません。

上に書いたのは「一般にこう言われている」という整理です。

「これを満たせば通る」というものではありません。


落ちたあと、どう動いたか

① リノベ会社に、正直に伝えた

これが一番よかったと思っています。

隠しませんでした。 「本審査で落ちました」とそのまま伝えたら、一緒に銀行を探してくれました。 提携している金融機関を紹介してくれて、銀行とのやりとりも間に入ってくれました。

一人で抱え込まなくてよくなったのは、精神的にかなり大きかったです。

② 他行の結果を確認した

同時に出していた他の銀行では、事前審査が通っていました。

全滅ではなかった。 ここでようやく、少し落ち着けました。

③ 最悪の場合の代案を考えた

「家が買えないかもしれない」とは思いました。

我が家は夫婦それぞれで借りる形(ペアローン)を予定していたので、最悪、妻ひとりで借りる形も考えました。
結果的にその必要はありませんでしたが、代案があると気持ちが違います。

④ フラット35を検討して、やめた

「フラット35なら通りやすいのでは」という話を聞いて、申し込もうかと考えました。

でも、やめました。リノベ会社が銀行に直接確認してくれたからです。

そこで返ってきた説明が、この記事でいちばん実務的に役に立つ話かもしれません。

銀行からの回答

「事前審査の段階で、すでに個人の信用情報は確認しています。
事前審査を通過しているなら、その部分が理由で本審査が落ちることはありません」

つまり——事前審査を通っている銀行があるなら、そこはもう心配しなくていいということでした。

これを聞いて、フラット35の申し込みはやめました。

※これは我が家が当時受けた説明です。金融機関によって運用は異なります。

やらなかったこと

逆に、やらなくてよかったと思うことも書いておきます。

  • 借入の条件を変えなかった(金額も期間も、そのまま)
  • 物件をあきらめなかった
  • やみくもに追加で申し込まなかった
  • フラット35に飛びつかなかった

落ちた直後に条件をいじらなくてよかったと思っています。焦って動くと、判断が雑になります。

結局、条件は何も変えないまま、都市銀行の本審査を通過しました。

通ったときは、本当にうれしかったです。「マンションが買える。リノベの設計に本腰を入れられる」と思いました。


審査が終わるまで、物件はどうなっていたのか

ここが、この記事のもうひとつの読みどころだと思います。

我が家は「2番手」からの逆転でした

狙っていた物件には、先に申し込んでいた人がいました。 我が家は2番手です。

それでも購入できたのは、リノベ会社の担当者が売主側に説明してくれたからでした。金額の上積みもあり、1番手の方をお断りいただく形になりました。

そして、その時点ではまだ「事前審査が通った」段階でした。 本審査はこれからです。

本審査が通らなかったら、どうなるのか

契約前に、この説明を受けていました。

不動産の売買契約には、「融資利用の特約(ローン特約)」が付けられることがあります。

これが付いていれば、期限内に融資の承認が得られなかった場合、契約を白紙に戻せます。 支払った手付金も返ってきます。

ただし、条件があります

特約の内容と期限は、契約ごとに違います。

また、買主に落ち度がある場合は使えません。 たとえば、気が変わったのでわざと手続きを遅らせる、といったケースです。

契約書のどこに、どう書かれているかを必ず確認してください。ここは仲介会社に聞けば説明してもらえます。

これを知っていたので、致命傷にはなりませんでした。

「落ちたら手付金が全部消える」と思い込んでいたら、精神的にもっときつかったと思います。


審査は、物件を決める前にやるべきか

我が家は購入の決定とローンの申請が同時進行でした。正直、ずっとドキドキしていました。

「先に審査を済ませておけば、安心なのでは?」 と、いまでも思います。

ただ、ここには答えの出ない矛盾があります。

矛盾の中身

  • 借入額は、物件が決まらないと正確に出せない
  • でも物件を決めてから審査に出すと、待っている間ずっと不安
  • かといって多めに申請すると、審査が厳しくなるのではと心配になる

調べてわかったこと

  • 事前審査は、物件が決まっていなくても出せます。 ただし借入可能額は物件によって変わるため、物件が決まってから出すのが一般的とされています
  • 事前審査で出る金額はあくまで目安で、本審査で変わることがあります
  • 物件が変わった場合や、金額が大きく変わる場合は、事前審査をやり直すことがあります
トルテ

つまり——完璧な順番は、たぶん存在しません。

物件が決まらないと金額が固まらないし、物件を決めたら時間との勝負が始まる。この構造は変えられないんだと思います。

だからこそ、「先に条件を見比べておく」ことだけは、いつでもできるというのが、私の結論です。


いま振り返って、いちばん効いたこと

1行だけに出さなかったことです。

本命が落ちたとき、もし他に何も出していなかったら、そこで完全に止まっていました。 一から銀行を探し直して、また1〜2週間待つ。その間に物件が流れていた可能性は十分あります。

実際には、他行の事前審査が通っていたので、動きを止めずに済みました。

これは審査対策ではありません

誤解のないように書いておきます。複数に出したから通ったわけではありません。

落ちたときに、止まらずに済んだというだけです。審査に通るかどうかは、金融機関が決めることです。

条件を見比べておくこと自体は、先にできます

物件が決まっていなくても、自分の条件でどんな金利・どんな銀行が候補になるのかを見ておくことはできます。

これをやっておくと、いざ動くときに「どこに出すか」で悩まずに済みます。

⚠️ 念のため書いておきます。 比較サービスを使えば審査に通る、ということではありません。通るかどうかを決めるのは金融機関です。できるのは「条件を見比べておくこと」までです。


よくある質問

審査に落ちた理由は、教えてもらえますか?

一般に、金融機関は否決の理由を開示しません。 我が家も説明はありませんでした。「分からないまま」が普通だと思ってください。

一度落ちたら、もう借りられませんか?

私は落ちたあとに、別の銀行で通っています。 ただし結果は人と金融機関によって異なるので、断定はできません。

複数の銀行に同時に申し込んでもいいですか?

我が家は同時に申し込みました。 ただし申し込みの記録は信用情報に残るとされているため、やみくもに数を増やすことは勧められません。仲介会社やリノベ会社に相談しながら決めるのが安全です。

事前審査が通れば、本審査も通りますか?

そうとは限りません。 本審査では物件の評価や団体信用生命保険の加入審査も加わります。私は本審査で落ちています。

落ちたことを、不動産会社に言ってもいいですか?

言ったほうがいいと思います。 我が家は伝えたことで、一緒に銀行を探してもらえました。隠しても手続きは進みません。

落ちたら、手付金はどうなりますか?

ローン特約が付いていて、条件を満たしていれば、契約を白紙にでき手付金も返還されます。 ただし特約の内容・期限は契約ごとに違うので、契約書を必ず確認してください。

思い当たることがある場合、事前に調べられますか?

個人の信用情報は、本人であれば開示請求ができます。 気になることがあるなら、申し込む前に確認しておく方法はあります。ただし開示された内容がそのまま審査結果につながるわけではありません。


まとめ

  • 落ちても、家は買えます。 私は落ちました。それでも買えました
  • 理由は教えてもらえません。 分からないのは、あなたのせいではありません
  • 1行だけに出さない。 止まってしまいます
  • 落ちたことを隠さない。 伝えたから、一緒に探してもらえました
  • すぐに条件をいじらない。 焦って動くと、判断が雑になります
  • ローン特約を確認しておく。 通らなければ、契約は白紙にできます

落ちた日は、本当に落ち込みました。自分に何か問題があるんじゃないかと、ずっと考えていました。

でも——あそこで終わりではありませんでした。

いま同じ状況にいる方に、これだけは伝えたいです。まだ、動けます。


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参考にした情報

制度・手続きの参考

本文中の事前審査と本審査の違い融資利用の特約(ローン特約)についての説明は、以下を参照しました。

審査の基準そのものは、どの金融機関も公開していません。 この記事に書いたのは、公開されている一般的な説明と、我が家が実際に経験したことです。

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